語感モード

映画じゃなく、舞台がいい。

2007.09.14 投稿者:藤川麻夕子

舞台を観に行くことは、今のところ#fc0の大事な活動のひとつです(笑)
去年から今年にかけて、やまもといずみに連れられて3回舞台を観に行きました。

やまもといずみは舞台大好きですが、私は実は去年まで一度も観たことがなく、舞台を観ることが好きなのか嫌いなのかもよくわからずにいたので、レクチャーしてもらう意味で、この1年は薦めにしたがって舞台を観てみることにしたのです。

ところで。
Web屋さんには映画好きがすごく多いなあと以前から思っていましたが、私は映画を観るのがあまり好きではありません。2時間以上もずっとひとつの画面に向かってて何もしていないと、時間がもったいないと感じてしまうのです。舞台は観たことはなかったけれど、多分映画と同じだろうと思っていたところはあったと思います。

でも、映画と舞台ははっきり違うなあ、とこの3回の舞台を通じて思いました。
映画やドラマというのは、台詞を間違えたり、監督の意図にそぐわない表現をしたりしたら、もう一度撮りなおしますよね。それで最終的に「最高の表現」を完成させて、人に見せる。舞台は生だから、「最高の表現」ではないこともあるけれど、演じている人の意気込みがストレートに伝わってくる。

映画はどちらかというとストーリーの中に人を見ているけれど、
舞台は人の中にストーリーがあるなあ、と思いました。

ストーリー上は脇役でも、丁寧に演じていればその人はちゃんと光る。そういうことが、舞台ではとてもよくわかる。舞台の見た目とかストーリーじゃなく、人を見ているのがすごく面白い。一生懸命に仕事をしている役者たちを見ているのが楽しいし、それをストレートに評価する観客を見ているのも面白い。空気を共有できるのがすごいなあと思います。

ということで、私はどうやら舞台が好きみたいです。多分それは、人が好きだから。
やまもといずみにそそのかされた感がなくもないですが(笑)、とりあえず今はいい感じで楽しんでいます。回を重ねるにつれ、楽しみな度合いは上がっている気がします。来月もまた観に行きますが、とても楽しみです。