語感モード

ホームページは「思い」で育つ「生き物」です。

2012.12.28 投稿者:藤川麻夕子

こんにちは。#fc0は今日が2012年の仕事納めです。
今年最後、そして私(藤川)個人の記事としては#fc0復帰の記事以来初めてのエントリーです(来年はもっとがんばります...)。

先月、「#fc0ができること」という弊社サービス案内サイトを立ち上げました。
ここの一番最初のページに、2つのキャッチコピーが書いてあります。

  • ホームページの原材料は「思い」です。
  • ホームページは「生き物」です。

大変抽象的な表現ですが、ホームページとのつきあい方をひとことで言えと言われたら、この2つに集約されるのではないかと思っています。今回は、両方のコピーに込めた私たちの「思い」を書いてみたいと思います。

■ホームページの原材料は「思い」です。

ホームページを公開する目的はいろいろあります。でも、最終的にやっていることは「自分たちが伝えたいことを誰かに伝えること」だと思います。「伝えたいこと」の中にはいろんな「思い」が詰まっています。商品の良さをわかってほしいとか、自分たちの活動を広く知ってほしいとか、一緒に仕事をする人を探したいとか。

私たちがホームページづくりやリニューアルのご相談をお受けする場合、まずはとにかく「思い」をたくさんたくさん集めることからスタートします(ときには引っ張りだすこともあります)。そういう「思い」が強ければ強いほど、しっかりしたホームページの土台ができるからです。

「思い」の大小には、ホームページの規模の大小とか、運営している企業の大小は関係ありません。ただし、「思いを伝える」ことと「思いが伝わる」ことは別です。「思いが伝わるように伝える」ことができなければ、ホームページの存在意義が半減してしまいます。ホームページを見る人の視点で、「伝わる」表現がどういうものなのかを一緒に考えるというところが、私たちの仕事領域です。

■ホームページは「生き物」です。

「ホームページは公開したら終わりではない」という言葉は、おそらくちょっとホームページを作ったことがある方なら実感しているところだと思います。例えると、ホームページを公開するということは、お腹の中から赤ちゃんが出てくるというイメージです。生まれたとしても誰かが手をかけなければ育たないんです。

よく、ホームページは更新をちゃんとしてないとダメとか言われますけど、やみくもに更新するのって結構モチベーションがいりますよね。「なぜ更新するのか」ということがわかったほうが、どこをどのように更新するのかも考えやすいですし、ちょっと気持ちのハードルが下がるのではないかなと思います。

「なぜ」を知るのに必要なのは「見守る」ことです。
ホームページを公開したあと、どういう風に見られているのかを知ることが、次のアクションにつながります。

ホームページからいくら売れた!何件資料請求があった!ということも大事なんですが、もっと手前の部分...どのサイトからたどり着いたのか、どういうキーワードで検索されているのか、何時頃にアクセスが多いのか、といったところも丁寧に見ていくのです。

たぶん、「思い」がちゃんと入っているホームページであれば、そこに対して自然に愛情がわくんじゃないかと思います。植物に声をかけながらはっぱを撫でる感じで、かわいがれると思うんです。

来年は、もっともっと世の中にそんなホームページを増やしたい!
と、毎年毎年思い続けているわたしたちなのであります。


みなさま、今年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください!