講師・講演

CSS Nite in FUKUI ありがとうございました。

2009.03.17 投稿者:藤川麻夕子

3月13日~14日にかけて行われたCSS Nite in FUKUIに、出演側として参加しました。13日の前夜祭で、10分間のライトニングトークとしてお話しました。昨日、前夜祭のコメントとアンケートがサイトで公開されたのですが、 予想以上の高評価で驚いています。事前練習なし、ぶっつけ本番だったのですが、ネタを受け入れてくださった(?)福井の皆さんのあたたかさに感謝感謝です!

アンケートのコメントの中でいくつか見られた「これって、当たり前のことだよね」ということについてですが、その通りなんです。私たちが話したことは、誰もがわかっている(はずの)ことです。それでも私たちがそういうテーマを選ぶのは、私たちがそんなスタンスで仕事をしてきたからというところが大きいです。

 

新しい技術や知識を追いかける、実践する、ということも大事です。でも、それをなぜ行うのか、最終的にどうなりたいのか、ということを何も考えずにそういうことをしても、自分のためにしかならないと思います。私たちも新技術については追いかけていますが、それは何のためにやっているかというと、お客様に言いたいからなんです。「あ、それ、できますよ」って。

雑談にもスキルが必要ですよね、というコメントもありましたが、そのとおりだと思います。一番大事なスキルは、「マッチングの力」のように思います。私たちが経験したり、勉強したりしたことと、お客様との雑談とのマッチング。雑談からどれだけよいWebサイトのヒントに結び付けられるかが、ポイントのように思います。

私たちに、そのスキルが完璧にあるとは思っていません。でも、雑談は大事なんだってことを意識していたいのです。当たり前だと思っていても、意識して実践できなければ、できないのと同じだと思っています。

Web制作をする側と、してもらう側では、どうしても知識に差があります。
そういう状態で私たちがすべきことは、プロとして知識や技術があることをアピールすることではないと思います。逆に、知識や技術の差を、お客様がどこまで意識せずに話ができるか、私たちがどこまでお客様のスキルやリテラシーを理解して、「相手の言葉」でしゃべることができるかというところに、プロとしての姿勢が問われているように思うのです。

 

当たり前のことを実践するのは、実はすごく難しいことだと思います。
私たちもまだまだ、試行錯誤しています。

福井のみなさんの熱意に負けず、私たちもがんばっていきたいと思います!

 

追伸:
多分、しばらくしたらスライドと音声がCSS Nite in FUKUIのサイトで公開されるのではないかと思います(音声の内容は最悪そうですが...(苦笑))。参加していない方で気になる方は、よかったら見てみてください。