「請負」とか「委託」って。
2008.09.26 投稿者:藤川麻夕子
私たちがお客様と交わす契約は、「業務委託契約」とか「業務請負契約」だったりすることが多いです。(あ、「機密保持契約」も非常に多いですが、それは今回の話とは関係ないのでとりあえず置いといて)
お客様がいて、作業者がいる。その中で発生する関係を示した言葉なのですが、一方向しか向いていない言葉ですよね。
「委託」という言葉は、委ねる」と「託す」という、なんだか似たような言葉の組み合わせですよね。「請負」という言葉は、「請ける」「負う」という、これもなんだか似たような言葉ですよね。
平たく言うと、頼むのか頼まれるのか、という感じの違いにも思えます。(法律上は多分別の視点での違いがあると思います。これはそれぞれの言葉からうける私のイメージです)
平たく言うと、頼むのか頼まれるのか、という感じの違いにも思えます。(法律上は多分別の視点での違いがあると思います。これはそれぞれの言葉からうける私のイメージです)
でもとにかく言えるのは、どちらも「一方通行な言葉」であるということです。
そんな立場であるのがさびしいと思うことが、時々あります。
たとえば会社が作った商品、手がけているサービスなどのよさをなんとかWebサイトを通じて伝えたい。その思いを汲んで作ろうと、私たちはがんばります。がんばるためにはやっぱり、よさを知る必要があるんです。その商品やサービスが本当によいもので、私たちもそれが好きだと言えれば、心からの提案ができるように思います。
でも、お客様から見て私たちは「外部の人」で(まあそれはそうなのですが)、「うちの会社でやってることには関係ない」とうことが前提になっていたりすると、結構寂しいんですよね。そりゃ、業種によっては私たちが直接のお客にはなれないこともありますが、熱意とか、理念に共感できることは多々あって、応援したいという気持ちはあるのです。
一方向じゃなくて、双方向でお客さんと関わりたい。
請負とか委託じゃなくて、双方向で関わることを示す言葉ってなんだろう?
「提携」じゃちょっと行きすぎだし。いい言葉はないでしょうか。
請負とか委託じゃなくて、双方向で関わることを示す言葉ってなんだろう?
「提携」じゃちょっと行きすぎだし。いい言葉はないでしょうか。
「うちの会社でイベントやるんだけど」とか、「こんな新商品出したんだけど」とか、「こんなお客さんの声をもらった」という言葉は、素直にうれしいんですよ。Webサイトを作るということしか私たちにはできませんが、会社がよくなっていくことにほんの少しでも関わることができて、それを一緒に分かち合えたらいいなあって思うのです。