「Webへの入口」は、最初はつんつるてん。

2015.10.14 投稿者：藤川麻夕子

このサイトのトップページに書かれている、
「もっと多くの人に、“Webへの入口”を。」
という言葉は、弊社・株式会社エフシーゼロの設立時に決めた企業理念です。この言葉を掲げてから、まもなく7年が経とうとしています。

このコンセプトについては、「Webへの入口って？」のページにさわりだけ書いてあるのですが、結局入口ってどういう意味かってことがあまりちゃんと書いてないですね^^; すいません。

まもなく7周年ということもありますし、ここらできちんと書いておきたいと思います。

「Webへの入口」には複数の意味がある

「Webへの入口」という言葉には2つくらいの意味があります。
結局、誰にとっての入口か？ってことなんですけれど。

ネットを知らない人、またはネットを誤解していた人が、はじめてネットに触れたり、ネットに対する認識を改めたりするための「入口」
インターネットを通じて、お客様とつながるための「入口」

私たちは、ホームページ制作を通じてこの2つの意味の「入口」をつくっていると考えています。

Webへの入口をつくる、とは

私は、インターネットはこんな場所かなと思っています。

可能性がいっぱいある
いろんな人がいる
お金儲けはそんなに甘くない
テレビとかで見てるよりは実はあんまり怖くない
難しそうだけど実はそうでもない
やってみると案外面白い
いろいろめんどくさいこともある

お客様自身によるホームページづくりを通じてインターネットに触れていただきながら、インターネットのいろんなことをお客様にひとつひとつ伝えていきます。そうすることで、結果としてインターネットが楽しいとか、必要だとか思ってくださるようにすることが、私たちのミッションです。

私たちはこれを「“Webへの入口”をつくる」と表現しています。

Webへの入口は、最初はつんつるてん

入口は「つくる」ものであって「見つける」ものではないと私は思っています。

まあ見つけることもできると思いますが、少なくても私たちはここらへんが入口かなーと探しまわるような「探検家」とか「研究者」ではありません。つんつるてんの壁にガンガンつるはしを打ち込んで通り道を作っていく「採掘師」みたいな感じです。（という職業がゲームにあるらしい）

壁はあまりに高くて、つるつるで登ることもできない。でもなんとかこの壁を超えないといけない。そんなときに壁に穴を開けるのをお手伝いするお仕事、って感じでしょうか。

そもそも#fc0はいつも入口に立っている

弊社の創業は2000年10月1日ということにしています。（最近そうしました）
この日は藤川がフリーランスとしてこの業務をスタートした日です。今月で15年が過ぎたことになります。

ホームページづくりをめぐるいろんなものが、この15年で大きく変化しました。知識も技術もデザインも、関わる人もお金も時間も、通信速度も見るための機器も。私たちはいつもそういう変化についていくことを強く意識しています。だから最新技術をずっと追い続けて、スペシャリストな同業のお仲間たちのお話をたくさん聞いて勉強します。まったく使う機会がなくても。

使う機会がないから関係ない？とんでもない！
むしろ逆です。そういうスペシャリストたちが道を切り開いているからこそ、新しい「壁」ができます。壊すためには知識というつるはしがいります。それを使って「入口」をつくるのです。

#fc0 が立っているのはそんな「スペシャリストたちの町」と「初心者の大陸」の間です。多くの人たちが大陸から町へ旅立っていく中でずっとそこに立ち続けて、言葉が通じない両者の翻訳をしているつもりでいます。まだまだ修行をしなければいけません。

そんなわけで、私たちは町と大陸のどちらから見ても「入口」にいると思っています。時には町を見て、時には大陸を見ます。

なぜここにいるかって？
ここにいるのが好きだからです。それだけです。
それ以上の理由はありません。

だから、なんでも話していいんですよ。

#fc0 のお客様はほんとうにものすごく素敵な方ばかりなのですが（100％お世辞抜きです）、初心者だから、スキルがないから、と謙遜される方が多くいらっしゃいます。ぜんぜんそんなことないのに。

こんなことを言ったら基本的なこと過ぎてバカにされるんじゃないだろうか、と思われたりするようなのですが、どんなことを言われてもそう思わない自信、あります。
インターネットって、ホームページって、パソコンって、基本的に難しいんです。簡単にできるサービスを使っても難しいんです。

そういう難しいことを一緒にがんばろうぜ！というのが私たちの仕事です。
そういうことが好きでやってますので、安心して何でも話していただけたらと思います。

いつでも「大陸の入口」でお待ちしています。

※最近RPGをやっているせいか、たとえがゲームっぽくなっちゃいました。すいません。