コラム

Jimdoは、誰が何をするためのものなのか。

2014.12.08 投稿者:藤川麻夕子

※この記事は、Jimdo Advent Calendarの8日目の記事です!クリスマスまでの間、Jimdo好きのみなさんがいろいろな視点で書いているので、他の日も読んでみるとよいかもです。

Jimdoは私たちにチャンスをくれた


Jimdo Expertロゴ

わたくし藤川(ふうり)も山本(izuizu)も、「Jimdo Expert」という称号(?)をいただき、日々活動をしております。「Jimdo Cafe」を時々やったりもしています。

もうちょっと詳しく言うと、「Jimdo(ジンドゥー)」というホームページを簡単に作れるサービスについていろいろ知っている人(=Jimdo Expert)なので、いろいろな相談を受けてアドバイスするようなこと(=Jimdo Cafe)を時々やっています。どこかに行ってイベント的にやることもあれば、弊社にお越しいただいて個別にアドバイスをすることもあります。


Jimdoでホームページを作ることは、なにもないところから作るのに比べたら相当簡単です。本来、ホームページを作るにはいろいろな知識や技術やセンスが必要ですが、Jimdoはそれをかなりの部分について補完してくれます。はじめて存在を知った時にはその簡単さに衝撃をうけました。

Jimdoの登場を知ったとき、私はチャンスだと思いました。
なぜかというと、Jimdoは「ホームページを使った情報発信」の2割くらいしかカバーできないからです。残りの8割について私たちがサポートできる!と思ったのです。


Jimdoは全自動お料理システムみたいなもの

Jimdoでできることは「【モノ】としてのホームページをつくること」です。
【モノ】を作るためにはまず材料がなければいけません。
そしてその材料をうまく組み合わせれば、よりいい【モノ】になります。

料理に例えるとわかりやすいかもしれません。
Jimdoは、全自動お料理システムみたいなものです。「この料理作って」っていうボタンを押して、材料をどどどーんと入れると、自動的に料理が作られて出てくる、みたいな感じです。

つまり「なんの料理をつくるか」は自分で決めないといけません。
なんの料理を作るのかが決まらないと材料を決められないし、その材料の配分も味付けも決められません。つまりJimdoは、最低でも以下のことがすべて揃わないと何もできないのです。

  • 料理を何にするか(=どういう内容のホームページをつくるのか)
  • 料理の素材を準備する(=原稿や画像などの準備)
  • その素材をどういう順番で、どのくらい利用するかを決める(=ホームページの構成を考える)

さらに、「この料理を誰が食べるのか」(=どんな人にホームページを見てほしいのか)ということも考える必要があります。
その相手がどういう好みなのかも考えて、味付けや盛り付けを考える必要があったりします。
自分だけが食べるならてきとーな味付けでも盛りつけでもいいんですけど、人に出す場合はそうも行かないじゃないですか。しかもそれでお金を取るなら。

Jimdoのおかげで、「当たり前のこと」にパワーを使えるようになった

「当たり前じゃんそんなの」って思った方もいるかもしれません。
実はこの「当たり前のこと」が、ホームページづくりの8割くらいを占めていると私は思っています。
はじめてホームページを作る人にはこれが結構難しく、ある程度の経験が必要な場合が多いです。私たちがサポートしているのはこの部分です。

Jimdoが簡単にしたのは、そのあとの最後の最後の手順だけです。
ぜーんぶ決まってから「そのとおりに作ってくれる」だけです。
でもJimdoの存在は、よいホームページをたくさん生み出すきっかけになっていくだろうと私は思っています。

なぜかというと、Jimdoの登場によってホームページという【モノ】を作ることが簡単になり、そこにパワーをかけなくてよくなったからです。そのパワーを「ホームページの内容を考える」とか、「ホームページがより良くなるように試行錯誤する」ことに使えるようになったことで、結果としていろんなホームページから発信される「情報の質」とか「伝わりやすさ」が上がっていくと思っています。

タイトルの問いへの答え

ということで、この記事のタイトル「Jimdoは、誰が何をするためのものなのか」の、私なりの答えを書きます。

Jimdoは、
「ホームページを使って何を発信をしたいかだいたい決まっている人」が、
「作ることではなく考えることにパワーを使う」ためのものである。

これからもJimdo Expertとして「考える」部分のお手伝いができたら、とても幸せです。
どうぞよろしくお願いします!